木造サイディング貼り住宅の塗装(塗り替え)工事
木造サイディング貼り住宅の塗装(塗り替え)工事をご紹介します。
外壁がサイディング貼りの場合の重要な点は、シールの状態になります。
今回のM様邸の場合は、築7年目に入った時期ですが、すでに、目地部等のシール材がサイディングよりはがれていました。
新築時のシール材は、表し仕上げとなりますので、
弾力性があり、耐候性のよいサイディング用の専用材を使用することが重要です。
また、シールを打ちこむときには、「ボンドブレーカー」などを使用して、2面接着にすることが重要となります。
※ボンドブレーカーとは、目地の底面に貼りつけるテープ等のことを言います.
これは、シールの付着力を低下させ、目地の両サイドへの接着のみでシール打ちを完成させます.
この2面接着により、シールの弾性力を十分に発揮させ、建物の動きついていけるようになります.
今回使用されているものは、変性シリコーン系のものの様でした。
※状況にもよりますが、5年程度の耐候性と考えます。
シール材のはがれは、単純にシール材の性能以外の原因もあります。
M様邸では、外壁のサイディング材自体がに破断(ひび割れ)の症状も見られ、地震などによる、建物の動きなどで破断したと思われます。
今回の塗装の仕様は、
①屋根・外壁とも高圧洗浄を行います。
②既存のシール材を撤去して、ボンドブレーカーの有無を確認して、ポリウレタン系のノンブリードタイプ(汚れが付着しにくいタイプ)シールを打ちこみます。
④そのほか、外壁等の破断部分、釘頭部分 等にも処理をします。
この時に、サイディングの状態を確認して、浮き等がある場合は直します。
⑤各鉄部をケレン、さび止め塗布を行います。
⑥屋根・外壁ともにシーラー(下塗り)を塗布します。
⑦屋根・外壁ともに中塗り、上塗りを行います。
今回は、シリコン樹脂塗料を使用しました。
⑧既存のベランダの床がFRP防水でしたので、
下地処理を行い、再防水を行いました。
詳細
施工内容 | 木造サイディング貼り住宅塗装(塗り替え)工事 |
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建物種別 | 木造2階建 サイディング貼り |
住所 | 埼玉県所沢市 |
建物名 | M様邸 |